こんにちは!馬場ふゆかです。
小さい頃の夢って、なんだったか覚えていますか?
私は一番最初はセーラームーンでした。その中でもちびうさになりたかったです。なぜちびうさだったのかは全く思い出せません(笑)
大人になって冷静に考えると、「セーラームーンになりたい」という夢を本気で持つのって凄いことなんじゃないかなって。
まず無休&無給で悪者と戦って人助けをするって奉仕の精神が尋常じゃないし、何より唯一無二の存在なわけですよ。
1%の存在どころかもはや0.001%くらいの存在ですよねセーラームーン。
競争率1000倍の大学があったらそこの受験にチャレンジしようなんて気概は持てない気がします、激烈にハードモードすぎる。何浪すればいいの。
まあしばらくしたら私の夢もセーラームーンからお花屋さんとかになったので、子供の頃から夢というのは自然と少しずつ現実的になっていくんだな〜と。
セーラームーンになりたかった私も最終的には薬剤師という安定感のある現実的な仕事にはつきました。
今の時代は薬剤師でも厳しいなぁと痛感したこともあり紆余曲折あって今は起業を目指しているのですが・・・
ひと昔前はこんな風にネットでノウハウを学んで、「よし!私もビジネスやろう!起業しよう!」と思えるものではなかったんだとか。
長年ビジネスをやっている方からすると、「起業」という言葉が安くなってきたようなのです。
リスクがない起業?
私がビジネスを始めたのは約1年前ですが、やろう!と思った理由の1つに、「金銭的リスクがほとんどない」ということがあります。
これがひと昔前はありえなかったわけで、自分で何かをやるといったら銀行から融資をうけたり、資金集めが必要になったわけです。
まずは借金をして始める!そうまでしてでもチャレンジしたい!
そういう気概や度胸、情熱を持った人がビジネスに取り組んでいたんですよね。
例えばビジネスを始めるに「まずは1000万借金してください」と言われていたら・・・
私は絶対に「ビジネスやってみよう」と思わなかったでしょう。
リスクがない、これだけで確かに起業にチャレンジするハードルはさがりますし、ハードルが下がるということはそこに集まる人の視座も低下するということ。
その結果、楽して簡単、といったような怪しいビジネスが増えたりするわけです。
私も一番最初は「楽して簡単」という言葉に少なからずつられてこの業界に入りました。
すでに「ネット起業、ネットでビジネスを始めることはリスクがなくて当たり前」という風潮があったので、そこに疑問をもつことはなかったんですよね。
スタートダッシュに課金した額は約40万。
この金額が、私にとってはかなりのリスクに感じていたので、「リスクがなくても始められる中、最初からこれだけ投資した自分が凄い方だ!」とすら思っていたほどです。
金銭だけがリスクではない
じゃあ実際にネットでビジネスを初めてみて、起業を目指していて、本当にリスクがないのか?
そんなこと全くありません。
個人的な主観ですが、もっというならば、リスクを取らないうちは単発で数千円〜数万円くらいしか収益化できないという感じでしょうか。
じゃあお金さえ投資すれば、そこのリスクさえ背負えばいいのか?
私はお金以上に背負うリスクがあるなと思っています。
私は現在独身なので、お金の問題は正直なんとでもなります。私の資産が減っても誰も困ることはありません。
なので「投資して学ぶ」という段階では私の思考は失速しませんでした。
私がお金以上に怖いなと感じたのは、「周囲からの信頼」です。
仕事は薬剤師というと親も恋人も安心しますし、世間的にもウケは良いです。
でも、webで仕事、ビジネスをしているというと、漠然とすごい!と思われる場合もありますが、収入不安定、ネットという怪しいイメージなどマイナスな印象を抱かれたり・・・
さらに起業するなんて言ったときには・・・本当にこの人大丈夫かな?いつまでもフラフラしてる人なのかな?なんて、ちゃんとしてない人のイメージを抱かれるのではないかと、
自分が周囲の人や親しい人から、怪しい目やマイナスな目で見られることの恐怖が強くありました。
今もないといえば嘘です。どうしたら全うにビジネスに取り組んでいることが伝わるだろうと、日々言い方をあれこれ考えたりしています。
「ちゃんとした仕事についている私」という社会的信頼、それが少しでも傾いてしまうことが、ビジネスを始めること、起業することの一番のリスクではないかと個人的には強く思います。
成功したらお金も帰ってきますし、周囲の人も認めてくれますが、成功するまでにはお金も信頼も常にリスクを背負っているでしょう。
リスクがないなんてありえません。起業はそんな簡単なことではないのです。
チャレンジするハードルは確実にさがっている
お金も信頼もリスクはあると話しましたが、大先輩方がおっしゃっているように起業のハードルは確実にさがっていると思います。
小資金でも自分の行動次第で収益を作ることはできるようになりました。
おかげで私もこうしてビジネスを続けることもできていますし、日々ほとんどお金を使わずに色々なことにチャレンジできています。
ネット上で観察をしていると、ある程度収益が出た時点ですぐに個人事業主として登録する方もいて、確実にチャレンジするハードルはさがっているというか、人生の選択肢が増えているなと感じます。
起業という言葉が安くなっている現状は、私たちのような新世代にとってはある意味チャンスです。
スタートさえ切れれば、あとは自分がどれだけ行動していけるか。
ここぞというときにはリスクをとってでもチャレンジする、そんな起業家を目指していきたいです。