薬機法コピーライティングは知識ではなく思考の世界

マーケティングは知識ではなく思考の世界だ、という話を聞きました。

本当にその通りだと思っていて、マーケティングって言葉はよく聞きますが、これほど抽象度の高いスキルもないなと。

この記事では私の仕事の1つである薬機法コピーライティングについて語るのですが…これも、知識じゃなくて思考の世界だなと。

ライティングを学んだら、薬機法を学んだら、できることじゃない。

コピーライティングもマーケティングも、集客力や販促力という点で似た思考が必要になります。

 

・薬機法を学んでもコピーライターとして仕事が伸びないのはなぜか?

・同業者がいても自信をもって私が仕事を提供できているのはなぜか?

・クラウドワークスなどのプラットフォームを使わなくても仕事ができるようにするには?

 

ライティングで仕事をしていきたい人、薬機法を学んで専門性をあげようと考えている人、または薬機法で悩んでいる方に、ぜひこの記事を読んでほしいです。

目次

薬機法の基礎知識を持っているのは当たり前

2021年10月現在、薬機法関連のビジネスというのは少し流行っているようで、薬機法コピーライターを名乗る人はそれなりにいらっしゃいます。

だけど聞いていると、薬機法に引っかかっていないかのチェックをする人が多い感じ。

これは仕事をする側としてはハードルは低めなのですが…調べればでてくるような、基礎しかわかっていない人もかなりいると認識しています。

 

大手の薬事法ドットコムでも講座はあるため、講座を受ければ一定の基礎知識は得られるでしょう。

だけどそれは、勉強して身につけるべき、最低限の知識です。

数学で言えば公式を習って覚えるようなもの。

 

仕事をしていくとわかりますが、薬機法は明確な答えがないものが多く、『調べても答えがでてこない』ことは非常に多くあります。

 

その細かな部分を調べていかないと、多くの文章が「この文章は危ないので削除しましょう」という答えになってしまうことも。

だけど、「危ないから削除」ばかりしていたら、ものによっては広告の文章のほとんどが削除になってしまう場合もあるし、

たとえ一部だったとしても大事な部分が削除されると、急に訴求力が弱くなってしまうこともあります。

 

基礎知識では対応できない、多くの例外部分に対応できるかどうか。まずはそこが薬機法コピーライターとして満足度の高い結果を提供できるかどうか、わかれめになってきます。

ライターで差がつくのはリサーチとヒアリング

「他にも薬機法担当の方がいるので、馬場さんにはこちらをお願いします」と言われて、お仕事依頼をいただいたこともありました。

どういう意図でその前置きを伝えられたのかはわかりませんが、同業者を比較検討していくのは普通のこと。

これを伝えられて0.2秒くらいドキッとしましたが、すぐに誰が相手でも問題ないと落ち着きました。

 

個人的に、薬機法の知識の部分では差はつかないと思っています。知識は勉強で補えるからです。

差がつくのは、「思考」の部分。調べてもわからない部分がでてきたときに、答えを出すためにどんなリサーチができるか、どうリサーチしていくか。

どんな回答を伝えられたらクライアントさんは困らないか。チェックした結果NGだとわかったあとに、どんな文章が伝わればクライアントさんは助かるのか。

どんな形で納品したら見やすく、理解しやすいか。

 

クライアントさんと直接zoomをして意図をヒアリングしたり、国や県の機関に問い合わせをしたり、前例を徹底的に調べたり。同じジャンルの広告を調べてどんな表現が実際には通っているのか比較したり。

薬機法コピーライティングの仕事って、知識だけでカバーできないことの方が圧倒的に多いんです。

健康食品は身体部位や効能効果がかけないとか、化粧品は育毛やシミが取れると書けないとか、そんな調べればわかる「知識」をもっているのは当たり前なんです。

 

どの形で納品したら、クライアントさんが困らず満足していただけるのか。

それを常に考えていきます。

仕事をいただくところから思考の世界

薬機法ができます!

売れる文章書きます!

売り上げをあげます!

っと言い続けても、お仕事は増えていかないと思います。

 

もしこれを言い続けるならば、その人が文章を書いたことで一体どれくらいの売り上げがあがったのか。

実績が求められますし、実績がないのにこれをキャッチコピーにしてしまうのはそれこそ景表法上の誇大表現になってしまいます。

 

薬機法の知識をもっているだけじゃ、仕事はいただけません。

仕事を作っていくためにはどうすればいいのか、マーケティング的な思考力が必要になります。

だけど売れる文章を書くには、自然とマーケティング力って必須になってくるので、売れる文章が書ける人はそれで自分のサービスを売れるということでもあるんですよね。

薬機法という自分のサービスがうまく売れていないのであれば、売り方、お仕事のいただき方の点で、マーケティング視点の思考が足りていないかもしれません。

自分でその部分を考えるもよし。苦手であれば、営業が得意な人と組んでお仕事をとってきてもらうのもいいでしょう。

 

会社に所属しているときはスキルさえ身につければ、仕事は会社がとってきてくれますが、自営業は自分で仕事をとりにいかねばなりません。

その部分についても、どうしたら薬機法が必要だと思ってもらえるのか、他社と比較しても自分が選ばれる自信はあるのか、どんな見せ方をしていくのか…

薬機法はスキルの1つに過ぎません。

個人が仕事をいただくためには専門性を身につける以上に、むしろたくさん思考していく必要があったりします。

 

 

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