マーケティングレポート

生活水準があがれば「幸福」になれるのか?

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ホスマーケティの馬場ふゆかです。

今日は所属しているビジネスコミュニティ、マーチャントクラブの月1勉強会に参加してきました。

毎月楽しみにしている勉強会、今回の講師は精神科医の山下さん。

コロナで人と会う機会が激減したり、収入不安定になったり…ココロの病になる人も増えているでしょう。

現状の精神的ストレスの解放に繋げられる、実際に精神科医療の現場で使われている技法をシェアしていただけるとのこと。

内容にも強い興味があったのはもちろん、でもそれ以上に、「ビジネスコミュニティに所属しているドクター」の話をすごく聞きたかったのです。

講師はライフサポートクリニックの院長 山下悠毅先生

山下先生は、ライフサポートクリニックを開業しており、薬物治療のみに頼らない治療を理念に日々治療を行っています。

パーソナリティー障害、復職困難例、性依存症、ギャンブル依存症、クレプトマニア、発達障害など…こうした患者さんたちに対し「デイケア」治療も用いて対応しており、著書「いい子をやめれば幸せになれる」を出版しています。

そもそも病とは何か?

冒頭から非常に面白い話が始まりました。

そもそも病気とは何か?

医師にそんな質問をされると、なんだかちょっとドキっとします。

ささくれや口内炎は病気なのか?と言われると…これらを理由に会社を休んだら怒られそうですよね(笑)

身体疾患において「病」とは「命に関わるか否か」を判断基準しているそうです。

これはわかりやすい判断基準。

では、心の病とはなのか?

身体疾患では「命に関わるか否か」が判断基準でした。

では、精神疾患、いわゆる心の病はどこから病というのでしょうか。

あらゆる精神疾患の主症状は「うつ」と「不眠」。(例外は躁病のみ)

そして心のダメージが「うつ」という形ではなく「身体」にでるのを「自律神経失調症」といいます。

 

私も薬剤師としてたくさんの精神薬を多くの患者さんに渡してきましたが…

「患者さんの気の持ちよう」なところもたくさんあり、本当にその薬がその患者さんに必要なのかどうか…精神薬はなかなか判断がつけられません。

 

ここで面白い例え話が2つあったので、まずはそちらを紹介します。

年間でいくら使うと、ギャンブル依存症?

私が毎月30万円パチンコをしていたとしたら…これはギャンブル依存症なのでしょうか?

この情報だけでは、依存症かどうかは実は判定できません。

例えば仮に私が月収1000万円だとしたら、30万のパチンコくらいは娯楽と言えます。

だけど月収が5万円だとしたら…もうこれは依存症でしょう。

 

お金を使ったあとに後悔しているかどうか、生活が成り立っているかどうか、個人個人の背景も含めて依存症かどうかは判断されます。

ロシア人がアルコール依存症にならない理由

日本には「アルコール依存症」という病気があります。だけどロシアにはそんな病気は存在しないのです。

ロシア人はお酒に強いからかな?と思ったのですが、なんと、病気が存在しないのは意外すぎる理由でした。

ロシア人はみんなお酒をたくさん飲むので、みんなアルコール依存症になるそうなんです。アルコール依存症になるのはもはや当たり前なので、それが診断名にならない。

みんな一緒、当たり前の力ってすごいですよね。

つまり、心の病は物事に対する捉え方の問題だったりするんです。

人は生活水準が上がれば「幸福」になれるの?

物事をどう捉えるか、それは自分にとって何が「幸福」なのかに繋がっていきます。

日本は豊かな国なのに、「幸福度」が世界的に低い国です。

仕事があって、ご飯が食べれて、お金があっても自分は不幸だという人はたくさんいます。

 

そう言われると…私も生活に何か困っているわけではないのに、ふと未来のことを不安に思うことがあります。

そしてそれが大概、何かに挑戦している途中のときです。

例えば薬学生の間は、6年間本当に不安で不安で心が押しつぶされそうでした。

はたからみたから、

・薬学生
・親にお金をだしてもらって大学に通う
・学費の心配ない
・生活の心配もない

という贅沢な状況だったにも関わらず、私の心は

・勉強が苦手だからいつ留年するかわからない
・薬剤師になれなかったら人生おわる
・受験も頑張ったのに国家試験に受からなくて全てが無駄になったらどうしよう

と、こればかり考えていました。

何度も薬科大に進学したことを後悔していましたが、試験に受かって薬剤師になれたとたん、心は元気になりました。

薬学生のときは実家暮らしで、親も勉強を応援してくれていたし生活はとても裕福でした。

だけど私は毎日が辛くて安定剤も飲んでいました。

幸せと生活水準はまた別。

 

自分が目指したい夢が叶えば、ひとは元気になりやすいそうです。

「挫折を味わった」と「失敗は成功のもと」の差はどこからくるの?

自分の目指したい未来があるからこそ、私たち起業家は挑戦し続けていると思います。

私もこれまで何度挑戦を繰り返したのかは数え切れません。

 

挫折を味わったこともありますが、それが挫折で終わってしまったこともあるし、挑戦を続けて「成功」に導いたこともあります。

途中で挑戦をやめてしまえば「挫折を味わった」となるし、

失敗しても続けて続けて…成功すれば、「失敗は成功のもと」と言うようになるのではないでしょうか。

 

山下先生によると、何度も挑戦を続けられる人はhappyな人なんだそうです。

幸福だから行動が継続し続けられて、やがて成功に繋がる。

 

この幸福がさすものは、「私は恵まれていて幸せ!」みたいなものではなく、自己有能感や自己内省感のことをさします。

例えば、私は10年前と全く変わらない…自分は無力だ…と思っているひとは、この先も大きな挑戦をすることはきっとないでしょう。

だけど、自分はこれをやるために生まれてきたのかも!、自分はこの人の力になれる!とか、毎日ちょっとずつ成長できるいるなと実感できたり、これは自分の得意分野だと思って取り組めたり…こういうことを思えることが幸福を導いて、挑戦を続けていく力になっていきます。

 

結局、

「どうせ自分なんて」

「結局私は何をしたって」

こういった自己否定の世界観ができると、生きづらさが変わっていきます。

世界観がつくる心の病

幼少期に辛い体験をしたら、心の病は発症するのでしょうか?

答えはひとによって違います。

もし本当に辛い体験をしていたとしても、「今の私がこうなっているのは幼少期の体験が原因だ」と認めてしまうと、過去は変えられないためその心の病は治らなくなってしまいます。

小さい頃に辛い思いをすると、「どうせ誰も助けてくれない」というような世界観を作ってしまがちなのです。

 

他にも、父親が不倫してた女性は「どうせ男は絶対浮気する」という世界観をつくってしまう。

その世界観を確認したくて、彼氏の携帯チェックしたり、飲み会の女性がいるのか聞いてしまう。

結果、彼氏に嫌がられて、「やましいことがあるから嫌がるんだ!やっぱり浮気してるんだ!」と自分の世界観にいれてしまうのです。

 

同じように父親が不倫していても、「お父さんはそういうひとだった」「私が付き合っているひとはお父さんではない」とちゃんと分離することができれば、生きやすい世界観になっていきます。

 

心の病を治すには、この世界観を変えていくことが必要。

世界観を変えていくために、認知行動療法というものが重要になってきます。

認知行動療法は損得の得をみえるようにする方法

認知行動療法はポジティブシンキングと勘違いされることもありますがそうではなく、その人の損得の得がみえるような捉え方をしていきます。

こんな例え話がありました。

同僚が遅刻や居眠りをしていて腹がたつ。上司に苦情をいっても何も言わない。

だけど…もしあなたが遅刻した日に、その同僚は遅刻してほしい間に合ってほしいですか?

 

この質問をすると、ほぼ100%、間に合ってほしくないという回答が返ってきます。

なぜかというと、自分の遅刻が目立たなくなるからです。

見方を変えれば、同僚が遅刻するほど普通に通勤しているだけで自分の評価があがっている。もしかして同僚が遅刻しているのは自分にとって損ではなく、得しているのでは。

「あの人また遅刻してます」と上司にいうと、場合によってはうるさい新人だな〜と思われてなぜか自分が損をするかもしてない。

そんなことをするより、同期をどんどん遅刻させた方が得。

得する見方ができると、落ち込んだりイライラすることはなくなります。

 

実害のない「他者への怒り」の正体は、「自分は損をした」という被害妄想なんです。

 

これは仕事とトレーニングの例え話がさらにわかりやすかったのですが…

あなたにとって仕事は何ですか?

トレーニングだと楽なことをするのではなく、せっかくジムにきているのだから体に負荷をかけ、少しでもたくさん走ったりしてちゃんとやりたいと思いますよね。

トレーニングでは楽するのではなく、ちゃんと筋トレしたいと思うのに…仕事となるとなんで自分ばっかりと、損をした気分になってしまうのか。

 

被害妄想をして損をするよりも、得な考え方をもって、できることをどんどんやっていった方が不安は解消されていきます。

 

人は「できる事」しかできません。だから「できる事」だけをしていくことが、自分のメンタルを守るために大事です。

悩んで何もしないのが病んじゃう一番の原因

コロナを恐れないようにする、ニュースを見ないようにする、過去を後悔しないようにする、未来を悲観しないようにする、不眠にならないよう願う、コロナが収束するよう願う…

これらは無理なことなんです。無理やりやっても不安が消えることはない。

できないことは行動におこせないから、結果的に何もすることができず、それは病んでしまう一番の原因になるそうです。

今できることを1つ1つ行って目の前のことに全力投球さえすれば、過去への後悔や未来への不安から解放されます。

 

世界観を壊したり、できることだけをしたり…これだけでだいぶん生きやすさは変わってきますが、さらに生きやすさを変えていくのが、「自己肯定感」です。

私は自己肯定感が高く、その生きやすさは実感していましたが…それは自分に自信があるというわけではないのです。

真の自己肯定感とは

自己肯定感には、「can」と「be」の2つの種類があります。

能力や成果に焦点をあてた自信を、「can」の自信と呼びます。

例えば自分の容姿、学歴、収入…確かにこれらは自分の支えになるものですが、ここだけに頼ると生きづらさに繋がってしまいます。

容姿は誰しも崩れていくし、学歴も年齢とともに話題にならなくなる。

真の自己肯定感とは、「結果」や「比較」で揺るがない自信です。

それを「Be」の自信と呼び、今この状態から目指したい自分のことをさします。

 

例えば私にとってのcanは、薬剤師の資格かもしれません。

だけど、その資格はビジネスというフィールドでは意味をなさなくなってしまった。

でも私の自己肯定感が揺るがないのは、「かっこいい経営者になりたい」「菅智晃のような経営者になりたい」というbeがあったからかもしれません。

人生の質とは

世界観、できることだけやる、自己肯定感…山下先生にたくさんの話をしていただきました。

聴きながら思い出していたのは自分の感情が乱れるときの背景と、薬局でよく話していた精神薬を飲んでいた患者さんのこと。

学校の先生で、最初に薬局にきたときは「本当にこの人メンタル薬飲むの?」と思うほど小綺麗な青年。

よくカウンターで話をしてくれた人だったのですが、彼はよく「話すのが苦手で誤解をされてしまう」と言っていたのです。

仕事も苦手なことがたくさんあって残業が永遠に続いていて …と。

仕事が辛かったようで、彼に処方される薬はどんどん増えていき、薬は増えているのに彼の体調はどんどん悪くなって最後は別人のようになっていました。

薬では治らないと強く思った瞬間でもあったし、どうしたら彼はもっと楽に考えることができるようになるのだろうと真剣に考えさせられた出来事でもありました。

彼はきっと、「どうせ自分は誤解される」という世界観にいて、できないこともたくさんやっていたのかもしれない。

 

山下先生は講義の最後に、人生の質とは何か、を教えてくれました。

 

「人生の質は何かというと、大切な人とのコミュニケーションの質」

「コミュニケーションにおいてもっとも大切なことは、他人とのコミュニケーション以上に自分とのコミュニケーション」

 

薬を飲めばきっとよくなる…そう信じる気持ちも大事かもしれない。

だけど、精神疾患の患者が増えているのと比例して、精神薬の種類はどんどん増え続けているのです。

薬が増えているということは、病気が治っていないということ。

自分とのコミュニケーションを大事にしていきたいけど、それが一人だとうまくできない。

そんな人のために認知行動療法は存在するし、山下先生のような医師が必要とされています。

 

私もこの考え方を忘れないようにビジネスに向き合って、クライアントさんに向き合って、自分に向き合っていきたいです。




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