「この商品を売りたい」と、クライアントさんから相談を受けたときに必要なのは、ただイエスマンになることではなく、必要に応じて適切に販促の提案をすることです。
クライアントさんの希望をくみ取り、うまく折り合いをつけつつも、いかに販促力を上げられるか。
ここにかかっています。
今回は、『クライアントさんへの提案力を強くするためには?』というテーマでお送りします。
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クライアントさんの思いだけでは物が売れないことがある
クライアントさんに商品の販促を頼まれたとき、できたらなるべくクライアントさんの希望に沿って販促していきたいものです。
しかし、実際にやってみると、それではなかなか売るのが難しい場合があります。
商品がどのようなものかで売れやすさが変わるのに加え、クライアントさんに商品の販促を頼まれたときは、以下の例のように、いくつか考える項目があります。
例)
・どんな商品か
・商品を売りたいターゲットは誰か
・商品の希望価格はいくらか
・どう販促するか など
商品を販売するときには、これらの部分を適切に考えていく必要があります。
販促方法をどうするかで大きく変わる
商品を売る際に大事な販促方法にはLP、チラシ、広告、SNSなどさまざまな種類があります。
どんなターゲットに対して売るのかによっても、どの販路がより売れるのかが変わってきますし、価格も大きく影響します。
そのため、制作者(クライアント)の想いが商品にどれだけ詰まっているか、思い入れがあるかどうかなどで商品が売れるとは限らないのが現実です。
「想い」だけでは商品はなかなか売れない
どの商品も、クライアントさんの想いがたくさん詰まっていることでしょう。
しかし実際には、どんなセールスにも売れるポイントが違うことがあります。
例えば、化粧品を売るとします。
クライアントさんは、「この成分がすごい!」とこだわりの成分(本当にいいと思っている成分)を押して売りたいと考えたとします。
しかし、いくら成分が良くても、それだけではお客さんには響かないことがあります。
もし、ターゲットが使用する化粧品をオーガニック商品にこだわっているなど、品質重視の層だったら売り上げが見込めるでしょう。
それに対して、お得なものを好むコストパフォーマンス重視の層には響きにくいのでは?と想定できますね。
ターゲット決めがズレていると、訴求が届かず、販促が厳しくなることがあるので注意が必要です。
「どうしたら売れやすいか」にズレが生じることも。
相場感を大事にする
さらに、お客さんに商品を買ってもらうには、相場感も大切です。
どこで売るか、売れやすいか、ではなく「相場」です。
これについて、いくつか例を挙げていきます。
テレビとLP広告は全然違う
たとえば、テレビでの販売はどうでしょうか。
テレビでは、家電や、掃除用品、羽毛布団など価格が数万円でも売れる傾向にあります。
実際にテレビショッピングの商品の販売価格は、家電量販店や正規店に比べると安い傾向にあるというのも大きいでしょう。
しかし、それがLP広告になると難しくなります。
実際に、過去にサプリメントを数万円で売りたい、と相談を受けたことがありますが、サプリメントを数万円でネット販売することは容易ではありません。
本当に欲しい人に買ってもらえればいいと言われても、仮に7000~8000円程度に価格を下げたとしても、難しいです。
もし、仮に元の価格が5万円のサプリが7000円で販売されたら、あなたは買いますか?
中には買う人もいるかもしれませんが、ネットだとどうしても信憑性が低く、大体は買わないと思います。
しかし、このようなケースでも販売方法を変えるだけで、売ることが可能です。
一体どのようにして販売すれば売れると思いますか?
よかったら自分ならどうするか、ここでちょっと考えてみてくださいね。
初回お試し価格販売を赤字でもやるべき理由とは
実際にサプリメントのような商品をネット販売するには、まずは実際に試してもらわないことには難しいです。
そのため、ここでの有効な販促方法は、初回は赤字でも安く出して、少しでも多くの人に実際に飲んでもらい、試してもらうことです。
実際に試すことにより、直接効果を実感し、良いと感じた人は継続購入に繋がります。
この販促方法は、サプリメントだけでなく化粧品などでもみられるポピュラーな方法なのですが、実際に提案すると、「赤字は嫌だ」と渋るクライアントさんもいます。
しかし、たとえそうであっても、クライアントさんに「初回は1000円でいきましょう」と提案できるかどうかが提案力です。
初回から黒字を狙って売るのは難しい。
始めは赤字になってでも価格を下げ、継続購入を狙うべし
クライアントさんにどこまで提案できるか
提案力は、大事なのはクライアントさんにどこまで提案できるかです。
業界によっても違いますが、通常はお客さんが求めるものを提供するマーケットインでいくべきところで、「自分はこれをやりたい」と、どうしてもプロダクトアウト寄りになってしまうことがあります。
そんなときには、必要に応じて「でもそうすると、売れにくいですよ」とはっきりアドバイスできるかどうかも大切です。
いかにクライアントさんをマーケットインに導いていけるか、意識していきましょう。
個人でも小さくても強い仕事を作れるように
SNS起業という言葉もでてきたり、個人がビジネスに挑戦する障壁はネットのおかげでとても低くなっています。
おかげで私もビジネスに挑戦するきっかけを得て、資金も人脈もない中で独立することができました。
ですが挑戦しやすい分、その先のハードルが超えられず挫折する人がほとんどです。
結果を出す人はビジネスに挑戦する人の2%と言われたりしますが、自分の周りだけでもその2%の人を増やしていきたい。
凄い人がたくさんいるのに、自分なんかに仕事を頼む人がいるのだろうか。自分なんかが出来るのだろうか。
今月は仕事はあっても来月、再来月は大丈夫だろうか?
やればやるほど、小さな結果をだせるようになるほど、大きな結果を求めて不安が襲いかかってきますが…
個人でも長期的に仕事を得られるビジネスモデルの形。小さくても強い仕事は作っていくことができます。
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