どの商品においても、ときに値上げすることがあります。
値上げは状況によって必要なものではありますが、値下げするときのお客さんへの対応によっては、お客さんが離れてしまう原因になることも。
どうしても不満を抱かれやすい「値上げ」や「有料化」はどのように対応すればいいでしょうか。
今回は、『商品を値上げするときの伝え方』というテーマでお伝えしていきます。
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ディオールの値上げに対し感じたこと
今回のテーマのきっかけは、ディオールが全商品15~20パーセントの売り上げをするとの話(※)を知ったことから始まります。(※2022年1月11日時点のニュースです)
ハイブランドの価格帯で見ると、個人的にディオールは高価ではありますが、エルメスやシャネルなどに比べたら比較的に手が出しやすいイメージだと感じています。
そんな価格帯のデイオールが15~20パーセントという大きな値上げをすることに驚きました。
ここでふと「値上げ」について考えたわけです。
値上げは、伝え方が非常に難しいものです。
なんせ、基本的に値上げはシンプルにお客さんから嫌がられますからね。
このご時世もあり、お客さんだって、なるべく安く買いたいと思うのは当然の心理です。
このことから、値上げをする際は、しっかりとお伝えするための対策を練ることが大切になってきます。
値上げはとても難しい
値上げってそんなに難しいの?といまいち、ピンと来ていない方もいらっしゃると思うので、ここでいくつか例を挙げてみます。
■さまざまな値上げ
①いつも138円で売られていた卵が突然200円になったら?
②ディオールなどブランドの商品が値上がりになったら?
③今まで使っていた無料サービスが突然「来月から有料化します」となったら?
①の値上げは、鳥インフルエンザなどが原因となり、突然起こります。
しかし必ずニュースでお知らせしてくれますし、スーパーには早い段階で張り紙が出ることが多いです。
ガソリン価格の高騰なども当てはまります。
②も早い段階で公式サイトやニュースで告知されますよね。
お客さんに時間の猶予を作ることで、購入を考えていたお客さんは購入の大きなきっかけにもなることがあります。
たばこの値上げもそうですね。
ニュースをきっかけに、駆け込み需要が起こるものがたくさんあります。
問題は③です。
レジ袋が有料化したときも意見がたくさん出ましたよね。
今までタダでもらえたレジ袋が、3円~5円程度かかるようになりました。
ほんのわずかな金額ですが、「今までタダでもらっていたものにお金を払わなくてはいけない」という状況に対し、その環境に慣れるまで不満を抱く人はいます。
それでもレジ袋は、だいぶ早い段階からニュースに取り上げられ、同時にエコバックの推進など積極的に行われました。
それでも、若干モヤモヤすることがあった人もいたのではないでしょうか。
このように、たった数円のレジ袋でさえモヤモヤするのですから、商品やサービスの値上げや有料化は、ものすごく慎重に丁寧に行わなければならないということが分かると思います。
私が実際に行った値上げの対応
私もかつて、無料であるものを有料化したことがあります。
マーチャントクラブ埼玉支部より以前に行っていた、無料開催のホスマーケティ作業会を「マーチャントクラブ部会」という形として有料化しました。
その作業会は、参加者も多かったのですが、年の途中で「部会」化することに伴い、急遽有料化することになりました。
有料化の話が上がった時に、参加者の方に「年内は無料で作業会を開催する」とお話していたため、非常に悩んだのを覚えています。
もちろん、中には無料だからと入ってくださった方もいたでしょう。
サービスの有料化に伴い私が行ったこと
それで、私が悩んだ末に、どうしたのかといいますと。
無料のグループに入ってくださっていた方全員に個別にメッセージを送らせていただきました。
決して一斉送信でもコピペでもなく、それぞれ文面を考えて送りました。
突然の変更に、不満に思った方もいたのではないかと思いますが、ほとんどの方が、これからのホスマーケティの活動を応援してくださると言ってくださったのを覚えています。
値上げ後も応援してもらえるようなアプローチが理想
値上げに関するやり取りを行っても、理解してくださらない方も一定数いるかもしれませんが、それは仕方のないことです。
大切なことは、いかに誠実に既存のお客さんと向き合えるかということです。
メルマガやSNSで値上げを一斉送信することは簡単ですが、信頼や支持を失ってしまうのはほんの一瞬です。
一生懸命作り上げたサービスを維持するためにも、ここは慎重になりたいところですね。
個人でも小さくても強い仕事を作れるように
SNS起業という言葉もでてきたり、個人がビジネスに挑戦する障壁はネットのおかげでとても低くなっています。
おかげで私もビジネスに挑戦するきっかけを得て、資金も人脈もない中で独立することができました。
ですが挑戦しやすい分、その先のハードルが超えられず挫折する人がほとんどです。
結果を出す人はビジネスに挑戦する人の2%と言われたりしますが、自分の周りだけでもその2%の人を増やしていきたい。
凄い人がたくさんいるのに、自分なんかに仕事を頼む人がいるのだろうか。自分なんかが出来るのだろうか。
今月は仕事はあっても来月、再来月は大丈夫だろうか?
やればやるほど、小さな結果をだせるようになるほど、大きな結果を求めて不安が襲いかかってきますが…
個人でも長期的に仕事を得られるビジネスモデルの形。小さくても強い仕事は作っていくことができます。
本当はここを知っておくとよいのに…という、細かいけれど大事なことは、メルマガの中で伝えています。
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副業を本業にしたい方は、是非、このリアルな本音に触れてみてください。
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