ホスマーケティ代表の馬場ふゆかです。
私は現在webマーケター/薬機法コピーコンサルタントとして起業をしていますが、もともとは薬剤師です。
薬剤師の仕事自体は好きでずっと続けたいとも思っていましたが、給料はあがらない…だけど求められる24時間体制…報酬に反比例してどんどん忙しくなる現場…
50も近い、役職あるベテランの男性薬剤師さんに年収をきいたとき、医療職の未来への大きな不安が爆発して副業を学び始めました。
気持ちの悪いお金
私が副業として選んだのはネットビジネスというもの。ネットビジネスにも色々ありますが、私が学んだのはアフィリエイトという手法を使った仕組み化と言われるもの。
この手法自体はwebで収入を得る方法としては一般的なもので、実際に本業を超える収入を得るという結果をだしました。
ただ…学校での勉強しかしたことがなかった当時の私は、とても情弱でした。
webビジネスのリテラシーがなかったばかりに、自分のやっていることの良し悪しの判断もできませんでした。
詐欺ではありませんでした。ちゃんと対価として受け取れたお金。本気で取り組んで精一杯お客様と誠実に向き合った自覚はあった。
でも…結果はだしたものの、お金は得たものの、振り返ってみるとそれは誇れるお金じゃないと感じたのです。
ちょっと言葉が厳しいかもしれませんが、じわじわと、気持ち悪いお金に見えてきたのです。
薬剤師として医療貢献して人の役にたって受け取るお金と比べてしまうと、物凄くモヤモヤした気持ちになりました。
「稼ぎ方を教える」闇
副業をしようと思って調べると、「副業のやり方教えるよ!」「稼ぎ方教えるよ!」という人がたくさんでてきます。
これら全てが悪いわけではありません。実際に私は、真っ当に副業のやり方を教えている人にも出会えています。
そして実際に教えてもらって助かったといえば助かったのです。
だけど、業界を知ったいま、真っ当じゃない方法を取っている人があまりに多すぎる。
怖いのは、そのやり方が浸透しすぎてしまって、真っ当じゃないその違和感にすら気づいていない人が多いということ。
少し冷静に考えてみてください。
本当に稼げる方法があったら、それを人に教える必要ありますか?
「みんなで稼いで仲間を増やして楽しくやりたい」という謳い文句もよく見かけますが、
仲間を作るのに稼ぎ方を教える必要なんてどこにもない。
純粋に楽しむコミュニティを作ればいいし、自分が教えなくてもお金をもっている経営者の集まりはあります。
「稼ぎ方を教える」というこのフレーズそのものが、ちょっとおかしいのです。
なぜ教えるのか?というと、ここには一言で語れない闇の部分がたくさんあって…無知というのは本当に怖く、
「先生がいっていることは全て正しい」
「先生もこうやってたもん!」
と、自分で確かめていくという行動をどんどん怠ってしまっていたのです。
先生を責めたいのではありません。
先生だって知らないことや、間違っていることはある。
自分の頭で考えなくなってしまった時点で、一生情報弱者でいるのは確定です。目先のお金を得ることしかできないでしょう。
月収70万円を放棄。真っ当なビジネスは強い。
最初に習った方法で私は成果をだすことができました。そのまま続けていたらその成果はもっと大きくすることができたのでしょう。
当時、いわゆる月収70万円、みたいなものを達成しましたが、その方法とは完全に決別しました。
今思うと、そもそも起業して会社をもったら社長は自分の年収は操作できるわけで、本物は月収いくらなんてまず言わない。言う必要なんてないし、言わなくても仕事はできるのが当たり前です。
そこにすら当時は気づかなかった。
だけど、Twitterなどをみても名前の後ろに「@月収100万」が付いている人はたくさんいます。
なぜ、そんな数字を掲げるのでしょうか?
その数字に魅力を感じてつられていませんか?
別にお金を追い求めることは悪いことではなありません。
私もお金はほしいです。
でもそれ以上に、自分がどんな人に見られたいか、自分の在り方って本当に大事です。
不本意な在り方になってしまうものほど、気持ちが悪く、全てを投げ出したくなるものはない。
楽して簡単ではないけれど、長い目でみると真っ当なビジネスは強いです。
ビジネスは生き様。
お金は大切だけど、お金で自分を見失わないでほしいです。