こんにちは!馬場ふゆかです!
今日はいつもとは少し違うお話しをしようと思います。
あなたはわりと何でもそつなくこなしちゃう人ですか?
それとも、ぬけてて人の話をうまく聞けなくて怒られちゃう人ですか?
人間はこの2つのタイプにわけられるらしいです。
この話は、心屋さんのpodcastで話されたことだそうです。
あまりこういったマインドには興味がなかったのですが、
『アンパンマンはバイキンマンがいるからヒーローであり、バイキンマンがいなければアンパンマンはただのアンパン』
というような内容で、とても面白く感じたのでどういうものだったか書いていこうと思います。
1.梨は林檎になれないし、林檎は梨になれない
世の中の人は2つのタイプにわけられます。
1つを林檎タイプ、もう1つを梨タイプとしますね。
林檎タイプの人は、しっかりしていて、話も聞けて、仕事ができるけど、甘えるのは下手な人です。
社会で求められる、しっかりした人のことですね。
一方、梨タイプの人は、ぬけていていつも怒られる、ぼーっとして人の話をきいていない、そんな人です。
社会ではダメ人間と言われるような人です。
梨さんは、林檎さんに「仕事ができていいなぁ」と憧れています。
梨さんが仕事ができないため、そのツケが林檎さんにまわることは多いです。
でもしっかり者の林檎さんは手をぬけないし、「手伝って」と誰かに甘えることも苦手なので、
回ってきたツケも全力でやります。
そしてしっかりできてしまうので、いつも面倒な仕事が回ってくることになっています。
梨さんのように、仕事をできない風に装ったり、誰かに甘えれば楽になるとわかっていても林檎さんにはそれができないのです。どうしても、しっかり自分でこなしてしまいます。
林檎さんは梨さんにはなれないのです。
梨さんは仕事ができない自分を心底嫌に思って林檎さんのようになろうと頑張ってちゃんとしようとしますが、
結局仕事ができない人は、仕事ができる人ほど物事をこなせるようにはなりません。
優秀なのはいつも林檎さん。
梨もまた、林檎にはなれないのです。
2.頑張らなくていい人が頑張っている
社会的に求められているのは林檎なので、梨は林檎になろうと頑張ります。
でも林檎が梨になれないのは、果物のことを考えると当たり前のことですよね。
梨を赤く塗れば遠目からみて林檎っぽくはなるかもしれません。
でも中身は梨のまま変わることはありません。
ずっと赤い絵の具を塗っていればいつか梨になれるかもと、どんなに努力して赤く塗り続けていても、
中身が変わることはありませんよね。
つまり、梨さんは頑張っても意味がないのに、梨は梨だから良いのに、頑張らなくていいことを頑張ってやっているのです。
例えるならば、心屋さんによると、頑張る梨さんはアプリをたくさん起動させているスマホなんだそうです。
沢山のアプリを起動させてできることを増やしているけど、スマホはどんどん自分に負担をかけ、熱くなって最後は壊れてしまいます。
梨さんは、出来ないことは出来ないのです。
本来自分ができないことを、やらなくていいことをやろうとするから、「私はだめだ・・・」と辛い思いをするのです。
3.アンパンマンはバイキンマンのおかげでヒーローになっている
ここまで聞くと、おいおいおい、それじゃあ林檎タイプの人ばっかり頑張ってて損じゃん!
そんなできないだらけの梨とか社会に必要ないじゃん!
て思いますよね。
出来ないからやらないなんて、そんなことあるか!
そんなことあっていいんです。
一見理不尽なように聞こえるかもしれませんが、できない梨がいるからこそ、林檎はできる人だと評価されるのです。
アンパンマンバイキンマン理論と同じですね。
みーーんなできる人では、林檎がどんなに仕事をこなしても、「みんなできてることだよ」と評価されてしまうでしょう。
梨ができないからこそ、「林檎さんすごいね!できる人だ!」という評価になっているのです。
じゃあ林檎になれない梨さんはどうやって生きていけばいいの・・・と思うかもしれませんが、
梨さんはできないままでいいのです。
なぜなら、頑張れなければそのうち誰かが助けてくれるからです。
あなたの周りでもみたことありませんか?
出来ないことで困っている人を、出来る人が助けている場面を。
梨さんは助けられて生きていけるようになっているんです。
4.私はアプリ搭載型梨タイプ
この話の着地点はないかというと、出来る人もで出来ない人も、お互いがそういう人なんだと認めることで、無駄に頑張ったりイライラしたりしなくていいんだよということです。
出来ない人は、頑張るといつか無理がきてしまうから、頑張らないで助けてもらう。
出来る人は、出来ない人は出来ないから仕方ないと認知すれば、イライラしないで済む。
お互い認め合えばお互い楽に生きていけるのです。
私はこの考え方はとても面白いと思ったし、大手の会社こそこういう思考になれば住みやすい国になると思うのです。
しかし、この話は飲み込める人と飲み込めない人に分かれるんだろうなとも思いました。
頑張らなくていい人なんかいない!平等に努力しろ!という林檎さんはいなくならないだろうし、
それでも頑張らないとだめだよと体を壊す梨さんもいなくならないでしょう。
私はこのタイプにわけるなら、アプリ搭載型の梨です。
出来ないことを少しでもできるようにしている梨。
しかも割とアプリを使いこなしています。
第一印象では林檎にみえると思うし、実際に職場では仕事ができるとも言われています。
しかし、思い出すと私は沢山の人に甘えて助けられて生きていました。
学生の頃は、ノートを綺麗にとる友人がいつも試験前にコピーさせてくれました。
実習のときは、一緒の班になったできる同期が、私の分の課題もこなして班の評価をあげてくれました。
社会人になったら、仕事のミスを上司がカバーしてくれて、「てへへ」という感じでいつも許してもらっていました。
そしてビジネスでも、私はスタートから師匠に巡り合うことができ、人一倍丁寧な指導を受けさせてもらえました。
これは林檎タイプの人からみたら全部「うざい」と言われることなのかもしれません。
もしかしたら梨からも「うざい」と評価されるかもしれませんね(笑)
それでもこの話を聞いて、私はこれで良かったんだと、アプリを起動して頑張りつつ、助けられながらやってきて良かったんだと安心することができました。
そして自分のペースをつかむことができた気がします。
私は出来ない子なんだと受け入れながら、バッテリーを切らさないように頑張る選択肢を選べました。
今頑張りすぎてるんじゃないかな・・・と心配している人が、私の周りにも何人かいます。
こういうマインドを少し覚えるだけで、作業ペースはだいぶ変わってくると思います。
落ち込む回数が減ると思うのです!
賛否はあるかもしれませんが、この考え方が多くの人に届けば、より多くの人が自分のペースで自分の幸せをつかむことができるのではないかと、私はそう思います。